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​​大阪大学

大学院薬学研究科

臨床薬効解析学分野

Laboratory of Clinical Science and Biomedicine

研究の概要

1)心筋組織の自己修復に関する研究

2)心不全の発症・進展に関与する炎症制御細胞に関する研究

3)血管透過性の制御のしくみの解明と創薬への応用

4)慢性腎臓病の病態形成機序の解明と新規治療法の開発

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Microscope

​ご挨拶

平成21年10月より、大阪大学大学院薬学研究科臨床薬効解析学分野を担当させていただいております、藤尾 慈(ふじお やすし)と申します。
当分野は、平成7年に大阪大学薬学部に誕生し、以来「臨床の息吹を薬学に」を基本理念に運営されております。
臨床とは、一般的には、病気の診断、治療(あるいは緩和)に関する行為と理解されるでしょう。確かにこれらの技術に習熟することは極めて重要です。未熟な 技術・不正確な知識は患者さんに、ご家族に、とりかえしがつかないような悲しみをもたらします。が、大学における臨床の使命は、学生に技術・知識を身に付 けさせることだけではなくて、現在の医療の限界を知りその改善に寄与すること、疾病の発症メカニズムを解明し新たな医療を確立することにあると考えます。
 現在、臨床薬効解析学分野では、循環器疾患を中心に、患者さんのデータを臨床的に解釈するのみならず基礎科学を通してさらに理解を深めること、逆に疾患モデルから得られた知見を臨床における診断・治療に役立てること、という二つの観点から研究を進めています。
 緒方洪庵の和歌に「あめつちの神の教えのほかにわがくすしのみちののりあらめやは」という歌があります。200年の時を越えて、洪庵の志に思いを馳せ、日々の研究、教育、人材育成に精進して参りたいと存じます。

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2023年12月

Laboratory Scientist

​What's NEW

​新着情報

2024.04 博士後期課程2年 坂井響さん、OBの禿宏保さん(2024年3月卒業)、尾花理徳准教授らの論文がAmerican Journal of Physiology-Renal Physiology誌に掲載されました。SARS-CoV-2感染時の腎臓の恒常性維持機構を検討した研究です。

2024.03 博士後期課程2年 亀谷祐介さんが日本薬学会第144年会において、学生優秀発表賞(口頭発表)を受賞しました。

2023.12 藤尾教授が第44回日本臨床薬理学会学術総会の大会長を務めました。また、当分野の同窓会を開催いたしました。

2023.12 博士後期課程1年 鈴木翔大さん、藤尾慈教授らの論文がPhysiological Reports誌に掲載されました。心筋細胞の増殖制御におけるRunx1の役割を検討した研究です。

2023.12 薬効OBの田中恒輝さん(2023年3月修了)、尾花理徳准教授らの論文が、Biol Pharm Bull 誌に掲載されました。また、Highlighted paper selected by Editor-in-ChiefおよびFeatured Articleとして選定されました。炎症性腎障害におけるArid5a/IL-6/PAI-1シグナルの関与について検討した研究です。

2023.8 尾花理徳准教授が、日本薬学会薬理系薬学部会  生体機能と創薬シンポジウム2023優秀発表賞を受賞しました。

2023.3 尾花理徳准教授が、R4年度 大阪大学沢井記念薬友会賞研究部門賞を受賞しました。

2023.1  博士後期課程1年 亀谷祐介さんが、大阪大学「学際融合を推進し社会実装を担う次世代挑戦的研究者育成プロジェクト」2022年度冬学期ミキシングプレゼンテーションにて、ベストプレゼンテーション賞を受賞しました。おめでとうございます。

2022.12  博士前期課程2年 田中恒輝さんが、第96回日本薬理学会年会にて優秀ポスター賞を受賞しました。おめでとうございます。

2022.10  博士後期課程3年 山本彩葉さんが、(一社)社団法人生産技術振興協会(大阪大学生産技術研究会)ー令和4年度下期の海外論文発表奨励賞に採択されました。

2022.10  博士後期課程1年 冨松聖史さんの論文がSci Rep.誌に受理されました。ミエロイド細胞におけるRunx2が心筋梗塞後の心筋リモデリングに与える影響について検討した研究です。

2022.9     博士後期課程1年  亀谷祐介さんが日本学術振興会特別研究員(DC2)に内定しました。ますますの活躍を期待しています!

2022.07     薬効OBの三宅芳明さん(2022年3月卒業)、博士後期課程3年山本彩葉さん、尾花理徳准教授らの論文が、Communications Biology誌に受理されました。ポドサイトにおける転写因子OASISが腎病態発症に関わることを明らかにした研究です。

 

2022.07     心筋増殖におけるgp130の役割に関するcommentaryAm J Physiol Heart Circ Physiol誌に掲載されました。

 

2022.05     薬効OGのTri Wahyuniさん(2022年3月卒業)の論文がPhysiol Rep.誌に受理されました。心筋細胞においてp53により抗血管新生因子CXCL10が誘導されることを見出した研究です

 

2021.10   博士課程1年亀谷祐介さんがJST次世代挑戦的研究者育成プロジェクトに、博士前期課程2年鈴木翔太さん、薬学研究科先進研究コース4年坂井響さんが同プロジェクトの予約 に採択されました。

 

2022.01     博士前期課程2年 亀谷祐介さんの論文がJ Cell Physiol.誌に受理されました。心筋細胞の増殖シグナルにおけるYAPとGSK3の関連性を明らかにしました

 

2021.12     博士前期課程2年 亀谷祐介さんが第31回日本循環薬理学会において、YIA大学院生・学部生を受賞しました。おめでとうございます!

 

2021.10   博士後期課程3年三宅芳明さん、同2年山本彩葉さん、同1年森翔太さんがJST次世代挑戦的研究者育成プロジェクトに採択されました。

 

2021.10     博士後期課程2年  山本彩葉さんが日本学術振興会特別研究員(DC2)に、また博士前期課程2年冨松聖史さんが日本学術振興会特別研究員(DC1)に内定しました。ますますの活躍を期待しています!

 

2021.08     博士後期課程2年  山本彩葉さんが次世代を担う若手のための創薬・医療薬理シンポジウム2021にて優秀口頭発表賞を受賞しました。おめでとうございます!

 

2021.07     博士後期課程3年  三宅芳明さん、薬効OBの中江崇文さん(2021年3月卒業)、尾花理徳准教授らの論文がBiochem Biophys Res Commun.誌に受理されました。腎線維芽細胞及び尿細管細胞における転写因子PKNOX2の機能解析を通し、新たな腎障害進展メカニズムの一端を明らかにしました

お問い合わせ

​大阪府吹田市山田丘1-6

電話:06-6879-8253

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